レンタルの場合

このページでは、振袖をレンタルする際のメリットやデメリット、注意点や気になる費用について説明します。

振袖をレンタルするメリットとデメリット

最近は「振袖をレンタルする」方も多くなっています。「振袖が高価である」「着る機会が少ない」、また「レンタルでもヘアメイクや記念写真、小物がセットになっていて便利」という点が主な理由。ここでは、振袖レンタルのメリットとデメリットをもっと細かく見ていくことにしましょう。

振袖レンタルのメリット

まず、レンタルすることのメリットですが、 

• 高価な振袖を、購入価格より安い価格で着ることができる
• 面倒な手入れをする必要がない。保管場所などの心配もいらない
• 一回限りなので、思い切った色や柄の振袖を選ぶことができる
• インターネットで頼んで、宅急便で返却できるので便利
• 予算が少なくすむので、その分、ヘアメイク、ネイルにお金がかけられる
• セットになっているので、別に小物を選ぶ面倒がない。
• レンタルの中にも記念撮影やヘアメイク、着付けなどがセットになっているものがある
• 意外と振袖や小物の種類が豊富 

といったことがあげられます。

振袖レンタルのデメリット

では、デメリットにはどんなものがあるかというと

• この先、着る機会が多い場合、購入するより割高
• サイズのバリエーションが少ない
• セットの小物や帯に、あまりよいものがない
• 自分が着た振袖を、どこかで見る可能性がある
• 着物自体が草臥れている場合がある
• 新作や人気商品は購入と変わらない金額になる可能性がある 

といったことが考えられます。

振袖レンタル時の注意点は？

小物もセットに含まれるか確認

肌襦袢（着物専用の肌着）や着付け用の紐、足袋などがセットに含まれているかしっかり確認しましょう。特に値段が安いプランには注意。プランに含まれない場合、自前で用意する必要があります。上記のものは直接肌に身につけるものもありますので、他人が使用したものが嫌だという人は自分で用意しましょう。

また、帯締めや鞄、草履の品質も確認しましょう。レンタルの場合、こうした小物の質が悪い場合があります。せっかく気に入った振袖を身につけても、これらが安っぽいと台無し。実際使用するものを見せてもらいましょう。

もし、レンタル振袖を汚したら？

レンタルで気になるのが、「もし汚してしまったら」という点です。しかし、レンタル衣装は着るために貸しているのですから、通常、常識の範囲内で考えられる汚れ（衿や袖口の汚れ、汗、雨の日の泥ハネほか）については心配しなくてもよいでしょう。ただ、煙草で着物に穴があいた、お茶やお酒のシミがついたといった、破損や著しい汚れが認められた場合は弁償が必要になります。

逆にお店が困るのは、素人判断で汚れを取ろうとすることです。職人が扱えば取れる汚れが取れなくなることもあるので、状況を説明し、そのまま返却したほうがいいでしょう。

振袖レンタルにかかる費用

レンタルの大きなメリットに「費用の安さ」があります。価格帯は本当にピンからキリまでで、中には一式9,800円というレンタル振袖も存在します。10万円以上の高価なレンタル振袖は新作、新品が多く、また和装小物、着付けやヘアメイク、記念写真がセットになっているものが主流のようです。

数多くレンタルされている価格帯は、数万円から20万円前後。品質にもよりますが、20万円を超えると購入できてしまうこともあると考えられます。

レンタルで注意したいのが、料金には小物や特典が含まれているということ。特に低い価格帯では、振袖の使用度が気になります。ネットなどではそれがわかりにくいので、できれば自分の目で確かめることが大切。また、「ヘアメイクは無料、写真撮影は特別価格」など、セット内容に書かれている小物や特典などが「すべて無料」でないケースもあります。内容を確認しておかないと追加料金がかさみ、結局購入価格と変わらないことになってしまいます。