着物初心者も安心!大阪で振袖を探す人に
おすすめのお店を紹介します
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このページでは、成人式に娘に振袖をプレゼントしたお母さんの体験談を紹介しています。
「お母さん、成人式、やっぱり振袖を着ようかな……」
娘がぼそっとつぶやいたのは、成人式を迎える前年の夏の終わり。当初は「振袖なんて面倒。スーツでいいよ。就活にも使えるから」なんて言っていたので、私は悠長に構えていたのです。
娘はスポーツが好きなボーイッシュ・タイプ。普段の格好もスカートよりジーンズといういでたち。ファッションにもあまり興味がなく、「友人は振袖を着るらしい」とまったくの他人事のように話していたので、まさかこんなことを言い出すなんて思いもしませんでした。
私も実は洋服で成人式に出席したので、娘に振袖という強い気持ちはなかったのです。それに娘の身長は170cmに近く、「着たいと言っても、多分あの娘に似合う振袖はないだろう」とも考えていました。
娘が振袖に興味を持ったのは、友人から「高身長でも着られる振袖がある」と聞いたことがきっかけだったようです。娘が着たいというのだから、反対する理由はありません。旦那などは大喜びで「どうせなら購入すればいい」と言ったのですが、私自身が着物に疎く、手入れが大変なこともあり、レンタルすることになりました。
そうと決まれば振袖探しです。ネットで呉服店、着物専門店、振袖レンタル店を調べ、彼女のサイズを扱っているところを複数当たってみたのです。
結果は芳しくないものでした。というのも、サイズはあっても彼女の希望に合う色や柄の振袖がない。目ぼしいものは、すでに予約が入っている。店員さんから「欲しい色や柄があれば、1年前からの予約は当たり前」と聞いて、完全に出遅れていることを知ったのです。
その後も手を尽くして探してみたものの、娘の好む色柄の振袖は見つかりませんでした。気が付けば年末の声。娘もあきらめムードで「急に言い出したのだから、仕方ないよ」と、かえって私の方が慰められる始末。
そんなある日、某着物専門店から電話がかかってきました。「◯◯さんのお宅ですか? 以前、ご希望されていた振袖、キャンセルが出たんですけど……」。
お店を訪ねたのが2か月も前のことなので、最初は何のことかと思いました。どうやらこの店員さん、気に入った振袖が予約済だと知ったときの顔が忘れられなかったとのこと。その後も気にかけてくださっていたようで、「キャンセルが出たため、真っ先に連絡しました」と言います。もちろん娘は大喜び。すぐに予約を入れさせてもらいました。
多くのお客さんを扱っているのに、娘のことを覚えていてくれた店員さんには感謝です。振袖レンタルすると、卒業式の袴が安く借りられるとのことなので、またこのお店でお願いしようと思いました。